木曜日, 10月 03, 2013

USBメモリ、メモリーカードを他人に渡す前に注意するべき事


息子たちがUSBメモリーが要ると言ってきたので、最近16GBを買ったので使わなくなった4GBと8GBをフォーマットして渡すことに。

Mac標準の Disk Utility 使って Windowsで使えるようMS-DOS(FAT32)でフォーマット。
その後、ふと思いついて、カメラ用メモリーカードの復旧ソフトが使えるかどうか試してみた。
8GBのもので途中20分くらいスキャンした所(その辺りからリカバーファイル数のカウンターが進まなくなったので)、約5GB 1700ファイルが復旧されていた。

別段、やばいファイルがあるわけではなかったが、念のため Disk Utilityで今度は「ゼロ1回書き込み 消去」を選択。(万全を期す場合は 7回・35回書き込みのオプションもあり)

再度 RecoveRxで10分程リカバー処理させたが復旧ファイルは0。
Lexar ImageRescue 4 でスキャンしてみたが、こちらでも大丈夫だった。


何が言いたいかというと、ちょっとしたデータの受け渡しにSDカードやUSBメモリを使って渡す事って日常的に有り得る話だけど、この時に「新品」以外のカードやメモリには「消したはずの情報も残っている」という事。
少々その辺りのことに詳しい人間であればデータの復旧は可能。

それを防ぐためにも、他人に渡すメディアは使用前に「ゼロ消去」しておく必要あり。
「ゼロ消去」とは媒体の全領域に「0データ」を書き込んでいく作業なので、容量が大きいほど時間もそれに比例して多くかかる。
不必要に大きな容量の物を使うより2GBとか4GBくらいの少容量のものを その都度ゼロ消去・フォーマットして使ったほうが便利でしょう。

一般的な「消去・削除」というコマンドは、「ファイル自体を削除」しているのではなく、「そのファイルがどこに格納されているかというインデックスを消去」しているにすぎないということ。
OS上の通常の操作では「消去」したファイルにはアクセス出来ないけれども、そのデータがあった場所に他のデータが「上書き」されない限りいつまでも残っています。

通常のメモリーカードであれば常に先頭部分から書き込みが行われるので、前の方のデータは頻繁に書き換えられているはず。
それに対し、ずっと前のデータであっても、メモリーカード目一杯近く記録した撮影データやファイルなどは、後の方はほとんど残っていたりする。(動画は一部欠けると再生できなくなったりするけど)



今までの話が「?」の人は、毎回新しいUSBメモリかメモリカード買って使った方が無難でしょう。(それかオンラインでファイル送るか)