日曜日, 1月 17, 2010

早15年 (阪神大震災)

昨夜 テレビで阪神大震災当時の「神戸新聞社」を描いたドラマを観ました。

実写映像も交え、当時の状況を生々しく思い出させてくれました。
地震当時1才の現在高1長男をはじめ小4の三男まで全員で観ました。

記者カメラマンが写真を写せなかったというのもよくわかります。
僕も地震発生1週間後に神戸青木から西宮北口までカメラを持って歩いたけど、4時間10キロ以上歩いてもフィルム1本36枚撮れませんでした。
そこいらじゅうが被写体になりうる状況だったにもかかわらず、状況の凄まじさにシャッターが押せませんでした。
いや、苦しみ、悲しんでいる人たちの前でノウノウと第三者 傍観者的にシャッターを切る事がとても辛く・・・
ドラマの中で記者カメラマンがカメラを身体の影で覆い隠すシーンがありましたが、その状況よくわかりました。
(彼 等は「報道」という腕章をつけて任務として携わっていたわけですが、僕は完全なプライベートだったので、そういう被災された方にレンズを向ける事はできま せんでした。でも、気持ちの上では同じだったはずの記者カメラマンさんたちは、それでも使命としてシャッターを押さなければならなかったというのはとても 辛く苦しかったと思います。)

あの地震からちょうど15年。
自分が生まれたのが終戦の15年後だった事を考えると、その時間経過に不思議な感覚を覚えます。
あっという間だったのか、長い道のりだったのか・・・。

ハイチでの地震報道にも胸が痛みます。